【博物館巡り】国立中央博物館(국립중앙박물관)〜加耶の本質-剣と琴〜




現在、国立中央博物館(국립중앙박물관)にて開催中の特別展を観てきました。



加耶本性 - 칼剣과 현絃

加耶の本質 - 剣と琴

Gaya Spirit - Iron and Tune



期間は3月1日までで、企画展示室にて展示されています。



入場料は有料(旧正月休み期間中は無料でした😀)、写真撮影はOKです📸



加耶


『三國遺事』

加耶(가야)(*)とは3世紀から6世紀にかけて朝鮮半島の中南部、洛東江流域に発展した小国群のことです。



(*)伽耶、加羅、加羅諸国と呼ばれることもあります。



加耶は小さな国々の連盟体で、高句麗、百済、新羅とともに古代の一つの軸をなしていた国です。ただ、それら三国に比べ、まとまった記録が少ないだけです。わずかな歴史の記録だけに頼っているため、加耶に関する記憶は数えるほどしかありません。

 しかし、この30年あまりの間に、慶尚南道、全羅北道、そして慶尚北道の一帯において加耶の古墳群の発掘が続けられ、膨大な量の遺物が出土しました。加耶史を記録した史料が十分でなくても、考古学の発掘調査を通じて、新たに再解釈し、認識すべき加耶の物語が、だんだんと明るみに出ているのです。


…(中略)…


古代の加耶が位置していた地域は、非常に豊かな自然環境を誇ります。その上、製鉄技術まで持っていたのですから、加耶の人々の生活はとても潤っていたはずです。通常このように発展した社会は、戦争によって国家を拡大していく過程を経るものですが、加耶は、最後まで連盟体として残ります。技術もあり、自然環境にも恵まれ、最高の武器と鎧が揃っていたにも関わらず、どうして一つの勢力へ統合されなかったのか、謎はますます深まります。


(当企画展のパンフレットより)



特別展開催にあたって


加耶のあり方は共存です。いくつもの加耶がともに交わって生きてきました。三国時代の3つの国は覇権を争って生きましたが、加耶は共存を追求しながら、耐え残りました。小さいながらも強くあったのは、互いに団結したからであり、鉄を扱う最先端技術を保持していたからです。加耶は鉄で剣と甲冑を作って強靱な軍を率い、加耶琴では完璧なハーモニーを作り人々を魅了しました。剣と琴は加耶の本質です。私たちは加耶を散在した国々として記憶していますが、加耶はお互いの多様性と独自性を認めながら共存していました。ここでは、加耶が生まれてから失われるまでの記憶を再び蘇らせます。


(博物館展示より)




展示物で加耶をより身近に感じよう




出土した大量の土器が展示されていました😀





この人骨は、南の人間の特徴と北の人間の特徴をそれぞれ持っていることから、様々な人種(という言い方でいいのかな🤔❓)の人たちが同じ社会で暮らしていたということが分かるそうです。



多様性、共存ですな🤓





金製品を作る技術も高かったようですね🤓



この金冠は加羅国(*)が全盛期を迎えた頃に作られたとされています。

日本から輸入した硬玉製の曲玉(경옥제 곡옥)と4枚の草葉の形をした装飾を特徴としています。この金冠は加羅国が王を頂点とした身分社会だったことを表すとともに、何よりも、独自の政治的な象徴を製作したほどに強い国力を保持していたことを表しているそうです。


(*)説明文には加耶ではなく加羅国と記されていたのでここでも加羅国としました。



この金冠は、その重要性から、国宝第138号に登録されています。





こちらは剣や甲冑です。



製鉄技術、そして軍事力が非常に高かったことを表しています😀



錆び具合のせいか、この鎧たち、なんか怖いな〜と感じたりして…🙄





馬もこのように甲冑を付けていたそうです。



こんな重装備で、さらに鎧を着て鉄の剣を持った人間を乗せてたなんて、すごく重かっただろうねぇ〜と、思う🙄





金海大成洞29号墓(木槨墓)(*)の様子です。


(*)木槨墓とは、古墳の内部構造で、棺または棺を納めた室の外側をおおい保護する木製箱形の設備です。



古墳の様子がわかるように、墓の大きさはそのまま、副葬品も出土した際と同じ配置に展示されています。



この木槨墓、結構な大きさでした😲





”加耶は、国家とは何か、平和とは何かということについて、多くの疑問を投げかけている”



だからでしょうかね、加耶の歴史は知れば知るほど面白いです。



個人的には、かなり満足度の高い特別展でした😃



3月1日まで開催しているので、古代の歴史に興味のある方へはおすすめです。




ではでは🤗

どろん💫




◆◆◆参考ページ◆◆◆


コネスト(国立中央博物館)

ソウルナビ(国立中央博物館)


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作者: 昌

​韓国に来て早10年以上。いつかは仏様を描きながら世界中を旅するのが夢

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