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Copyright © 2019 Peacetopia~韓国での暮らしを中心にあれこれと~ 

【韓国茶】ケンポナシ茶/ホッケ茶(헛개차)

最終更新: 2019年9月5日



今日は最近よく家で煎じて飲む헛개차(ホッケ茶)、日本語ではケンポナシ茶をご紹介します。


ケンポナシとは?


日本では北海道の奥尻島から九州までの山地に自生している落葉高木で、特に東北地方に多く見られるそうです。

海外では中国、朝鮮半島、東南アジアの地域にも自生しています。


樹高は10~25メートル。

初夏の6~7月には小枝の先に小さな白い花を咲かせ、秋の9月には直径1cm程度の果実を付けます。

果実には果肉がなく、その代わり果柄が膨らんで肉質になり、梨のような香りを醸し出します。

味も梨のように甘くて美味しいとのこと。へぇ〜。



煎じ方


ブログの最初に載せた写真は乾燥させたケンポナシです。

乾燥した実と樹皮付きの幹を出汁パックに入れ、水から煮出します。

出来上がりはこんな感じ。


煮出す時間は20~30分程度です。

濃い目が好きな方はもう少し長めに煎じても良いかも知れません。

沸騰しだしたら、お湯が溢れない程度に弱火にしてください。


パックは三回程度利用できますので、二度目、三度目は色が出るまで少し長めに煎じてください。


味はというと、独特で少し不思議な香りがします。(笑)

薬用にも利用されるケンポナシですが、漢方独特の強い香りや苦味はありません。

ほんのり甘い風味もあり、温かい状態でも冷やしても美味しくいただけます。

お茶ですので、(私には)比較的飲みやすいですが、それでも人によっては独特の香りのせいで苦手と感じる方もいらっしゃるかも知れません。

そういう方は、トウモロコシ茶、麦茶、烏龍茶などと一緒に煎じて飲むと、飲みやすくなります。

ナツメや生姜を入れて煎じ、薬草を中和させて飲む人もいるそうです。



効能


気になる効能ですが、


① 肝臓の保護(アルコールから肝臓が傷つくのを守る)、二日酔いの解消

② 利尿作用、解毒作用(大小便の不利)、疲労回復

③ 関節炎の緩和

④ 降血糖、降圧作用

⑤ ドライマウス、口臭予防


だそうです。


肝機能改善に効果があると言われる多糖体HD-1が含まれているため、二日酔いに効果的とされています。

利尿作用があり、胃や腸の働きも良くする為、解毒作用も優れているそうです。

便秘気味の方にはおすすめです。

そのほか、疲労回復、関節炎の緩和、降血糖、降圧作用もあり、これだけ見ても万能茶だなぁと感じます。


(本当にこんなに効果あんのかな。笑)


あ、ちなみにノンカフェインです。



注意点


ただ、色々調べていると、気をつけなければならない点もあるようです。


それは、飲み過ぎ。


飲み過ぎると、体には毒です。

まぁ、どんな飲食物でも、過剰摂取は良くないですからね。


韓国の食品医療品安全処では1日の摂取量としてケンポナシ抽出物2460mgを推奨しており、韓国ヤクルトなどは研究をもとに抽出粉末2460mgを含んだドリンクを発売しています。


肝機能に効果があるからといって、このような飲み物を1日に2本、3本と飲むのはやめましょう、と言うことですね。



しかし、この2460mgって、煎じたお茶でいうとどのくらいなんだ……むむ。

まぁ、適度に(笑)飲みましょう。



コンビニで買おうぜぃ



韓国ではペットボトルのケンポナシ茶がコンビニで売られています。

旅行などで韓国に滞在される方、ちょっと飲み過ぎたな思った日はお試しください。


写真中央の、「男」とどでかく書かれているお茶は印象的なので探しやすいですね。

最初見たときのインパクトよ。(笑)




韓国語ではホッケ茶、またはホッケナム茶と言うと通じます。

(茶の発音は日本語同じ「チャ」)


コンビニ以外でも普通のスーパーやマートでも手に入ります。

売り場がわからない時は、このようにお店の人に聞きましょう。


헛개차 있어요? /ホッケチャ イッソヨ?: ケンポナシ茶はありますか。

헛개차 주세요. /ホッケチャ チュセヨ(※):ケンポナシ茶をください。


※チュセヨはジュセヨでも通じると思います。チュ寄りのジュって感じかな。



それでは、皆様も体には気をつけて、健康的な生活を送りましょう。



参考サイト(順不同)

日本農業新聞(『ケンポナシ 利尿、解毒や降圧作用』)

薬用植物一覧表(ケンポナシ)

ウィキペディア(ケンポナシ)

やなぎ堂薬局(玄圃梨 けんぽなし ケンポナシ)

edailyニュース(2019年3月21日記事『[食品博物館]①‘肝’を楽に、クパス』)


作者: 昌

​韓国に来て早10年以上。いつかは仏様を描きながら世界中を旅するのが夢